英文誌（Mycoscience）

日本菌学会の英文誌Mycoscienceは2021年1月発行の62巻１号より，オンラインのオープンアクセスジャーナルとしてリニューアルいたしました．オンライン版はJ-Stageを通じて年６冊発行されます．
また，オープンアクセスですので，世界中の人々が自由に62巻以降のMycoscience誌に掲載された学術成果を閲覧することが可能です．また，クリエーティブコモンズライセンス (CC) BY-NC-ND 4.0 の条件下で自由に論文を共有することが可能となり，論文自体のサーキュレーションの向上が期待できます．
Mycoscienceは，酵母を含む様々な真菌類，偽菌類など従来菌学者によって扱われていた生物についての原著論文，短報，ノート，総説を掲載しています．アジアを代表する菌学総合誌として認知されており，日本国外からの投稿が約７０％を占めています（2020年実績）．掲載対象の分野は，菌類に重点を置いているものであれば，形態分類，分子系統解析，生態学，生理学，生化学，遺伝学，分子生物学のような純粋科学から，農学，医学，応用工学，医真菌学，動物病理学，植物病理学，薬学，食品生産学，遺伝子工学などの応用分野にまで至ります．さらには，菌学に関する新規技術や研究方法についても掲載しています．ただし，菌類に重点が置かれていない論文の場合は，他の学術雑誌に投稿することをお勧めしています．

現在，Web of Scienceに収録されており，Impact factorが算定されています．また，日本菌学会会員の方は，一定ページ数まで掲載料が無料になっております．是非とも奮って御投稿ください．

投稿はオンライン投稿審査システム（Editorial Manager）で受け付けています．投稿規定ならびに原稿書式詳細は投稿審査システムのリンクからダウンロードください．

なお，2020年末のElsevier社との出版契約終了に伴い，ScienceDirectを通じての菌学会会員向けMycoscience購読サービスも終了いたしました．2020年までのSpringerならびにElsevier社から発行されたMycoscienceはScienceDirectから有償で購入する必要があります．
また，Mycoscienceの冊子体印刷物については，当年６冊全てのオンライン出版終了後に１巻として発行し，希望者ならびに団体に有償販売いたします．ご要望がある場合は学会事務局までご連絡ください．

一般社団法人日本菌学会は科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公開促進費)「国際情報発信強化」の交付を受け，Mycoscienceの出版を含む国際情報発信活動に活用しております．（JSPS KAKENHI Grant Number JP 21HP2001）