令和5年6月7日
日本菌学会関東支部会員各位
日本菌学会関東支部
会長 成澤 才彦
令和5年度日本菌学会関東支部
第36回菌学ワークショップの開催について
下記のとおり関東支部菌学ワークショップ開催の案内を申し上げます。今回は、理化学研究所の遠藤力也先生を講師としてお迎えし、「酵母の多様性―魅惑の酵母生態学―」をテーマとしたワークショップを実施いたします。
酵母は、人類の文化的な食生活には欠かせない、身近な菌類の一種です。パン、清酒、ビール、ワインといった発酵食品は、酵母のアルコール発酵能力を利用して生産されており、我々の多くが酵母の恩恵にあずかっているといえます。発酵・醸造に利用されている酵母の代表種Saccharomyces cerevisiae は、細胞生物学等ではモデル生物としてよく研究されてきました。Schizosaccharomyces pombe は細胞周期の研究材料として、Candida albicans は医真菌として有名な酵母ですが、これら以外の酵母の学名はなかなか思い当たらないのではないでしょうか。
酵母にも 2000 近くの種が知られ、人知れず自然界に棲息しています。名の知られていない、大多数の酵母たちとは、いったい何なのか?どこにどれだけいるのか?自然界でどのようなニッチ(生態的役割)を占めているのか?菌類なのに菌学者にもよく知られていない、謎に満ちた生き物を今回のワークショップでとりあげます。当日の講義では酵母の分類・多様性・生態などについて概説し、実習では参加者のみなさんと野外で酵母を探索することを予定しています。実物の酵母に触れてみたいという方は、奮ってご参加ください。
記
1.タイトル
令和5年度日本菌学会関東支部 第36回 菌学ワークショップ「酵母の多様性―魅惑の酵母生態学―」
2. 開催日: 令和5年7月1日(土)〜 7月2日(日)
3.会 場: 筑波大学 筑波キャンパス中地区 第二エリア 2B棟(地図31)
キャンパスマップ
* 例年、菅平高原実験所で開催時のワークショップは宿泊込みとなっておりましたが、今回は、茨城県つくば市の筑波大学筑波キャンパスにて実施をしますため、宿泊につきましては、つくば駅周辺などで、参加者ご自身にてご予約下さるよう、お願い致します。
* 筑波大学までのアクセス方法 (東京から1時間半から2時間程度)
交通アクセス
4.講 師: 遠藤力也先生(理化学研究所BRC-JCM)
協 力: 升屋勇人先生(日本菌学会)
吉橋佑馬さん(筑波大学大学院生物学学位プログラム博士課程後期3年)
5.日 程(詳細なスケジュールは若干変更する可能性もあります):
7月1日(土)
- 09:00〜 受付
- 10:00 開講 講義「酵母の概説」
- 12:00~13:00 昼食休憩
- 13:00~15:00 講義・野外実習「酵母の生態」
- 筑波大学山岳科学センター筑波実験林(キャンパス内)にて野外観察
- 15:00~17:00 屋内実習「酵母の生態」
7月2日(日)
- 09:00〜 講義・野外実習「酵母の分離・培養」
- 12:00~13:00 昼食休憩
- 13:00~15:00 講義・野外実習「酵母の多様性」
- 15:00~17:00 ワークショップのまとめ
6.費 用: 一般参加費:10,000円
学生参加費: 3,000円
7.定 員: 20名(会員優先、先着順)
8.申込み及び連絡先
(できるだけE-mailにて、タイトルを「関東支部WS参加申込み」として以下申し込み書の1から8の項目を添えてお申込み下さい。)
送付先 (ワークショップ担当幹事 柴田めいこ宛)E-mail: ktbrws@gmail.com *@を半角にお直し下さい
郵送の場合・連絡先 〒386-2204長野県上田市菅平高原1278-294
筑波大学菅平高原実験所 菌学研究室 ワークショップ担当幹事 出川 洋介 宛
Tel: 0268-74-2002, Fax: 0268-74-2016
参加申し込みの方々には、後日、詳細なご案内をお送りいたします。
9.申し込み締切り 6月21日(水)(必着)
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令和5年度日本菌学会関東支部ワークショップ参加申込書
1. 氏名 (男・女)
2. 年齢 歳
3. (会員・非会員;いずれかに○をつけて下さい)
4. 所属
5. 連絡先住所(勤務先の場合は、勤務先名等まで記入して下さい。)
〒
6. Tel (勤務先・自宅)
7. E-mail
8. 交通手段 ・マイカー・鉄道+バス (いずれかに○をつけて下さい。)