令和4年度年次大会 報告

日時: 2022年5月14日 13:00-16:00
開催形式:Zoom によるオンライン開催
場所: 玉川大学 大学6号館教室(501AB)
参加人数: 72名

 
 令和4年度年次大会は、昨年度に引き続きZoomによるオンライン開催としました。年次総会、話題提供講演および一般講演が行われました。

 話題提供講演では、升屋勇人先生・高橋由紀子先生(森林総合研究所)に「ナラ枯れの現状、およびナラ枯れに関連する菌類」という演題でご講演いただきました。ナラ枯れの現在の被害状況や、被害木に見られるDryadomyces quercivorusをはじめとする菌類について、分かりやすくご説明いただきました。

 一般講演では以下の3題の発表があり、活発な討論が行われました(タイトルと発表者のお名前を示します)。
1)ヒゲユスリカ族幼虫から得られた2種類の日本新産ハルペラ目菌類について(森林総合研究所 佐藤大樹氏)、2)日本新産属Linderina macrosporaの分節型・出芽型胞子の発見(筑波大学山岳科学センター 李知彦氏)、3)Colletotrichum aenigmaによるグミ炭疽病(病原菌の追加)(玉川大学農学研究科 髙田美輝氏)。

 講演会に先立って行われた年次総会では、令和3年度の活動報告が行われました。新型コロナウイルスの影響で令和4年度も活動予定が立てにくい状況ですが、十分に三密対策をとった上で行事を提案できればと思います。

 第8回勝本賞選考会は、令和4年度に延期されました。近日中に発表予定ですのでもう暫くお待ちください。

 今大会は72名のご参加登録を賜り、大きな通信トラブルもなく盛会のうちに終了致しました。今後も、菌類に関する多様な話題・研究成果を発表し、情報を交換する場として関東支部年次大会をご活用いただけましたら幸いです。

 最後に、ご参加いただいた皆様、演者の皆様、会場準備にご協力いただいた皆様に深く御礼申し上げます。

年次大会担当幹事 石崎 孝之・山口 薫

総会1

勝本賞1

勝本賞2