日時: 2021年4月24日 13:00-16:30
開催形式:Zoom によるオンライン開催
場所: 玉川大学 大学6号館教室(501AB)
参加人数: 54名
令和3年度年次大会は、新型コロナウイルス感染拡大により初めてZoomによるオンライン開催としました。例年どおり年次総会、話題提供講演、勝本賞受賞講演および一般講演が行われました。
話題提供講演では、倉橋敦先生(八海醸造株式会社)に「我が国伝統の甘味飲料「麴甘酒」の魅力」という演題でご講演いただきました。麹を糖化して作る麹甘酒の機能性について、分かりやすくご説明いただきました。
一般講演では以下の3題の発表があり、活発な討論が行われました(タイトルと発表者のお名前を示します)。
1)千葉市内で採取された Auriscalpium sp. の分類学的位置の検討(放送大大学院 林 智絵氏)、2)奄美大島で発見された日本初となる地衣化担子菌類Cyphellostereum 属の報告(京都大大学院 升本宙氏)、3)日本におけるムカデゴケ科地衣類を宿主とする地衣生菌の多様性(筑波大学 大巻彩乃氏)。
講演会に先立って行われた年次総会では、令和元年度と2年度の活動報告や第18期(令和3年度~4年度)の役員改選が行われました。新型コロナウイルスの影響で令和3年度の活動予定は立てにくい状況ですが、十分に三密対策をとった上で行事を提案できればと思います。
続いて第7回勝本賞授賞式も執り行われました。安藤勝彦勝本賞選考委員長より、第7回勝本賞受賞者として、常盤俊之氏の選出報告がありました。
今大会は54名のご参加を賜り、大きな通信トラブルもなく盛会のうちに終了致しました。今後も、菌類に関する多様な話題・研究成果を発表し、情報を交換する場として関東支部年次大会をご活用いただけましたら幸いです。
最後に、ご参加いただいた皆様、演者の皆様、会場準備にご協力いただいた皆様に深く御礼申し上げます。
年次大会担当幹事 石崎 孝之・山口 薫