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第22回微生物資源ワークショップ・日本菌学会共催ワークショップ 「国際植物命名規約改訂が菌類応用分野へ及ぼす影響」

2011/06/24

第22回微生物資源ワークショップ・日本菌学会共催ワークショップ
「国際植物命名規約改訂が菌類応用分野へ及ぼす影響」
本年4月にアムステルダムで、CBSが中心になって、1F=1N (one fungus = one name)というシンポジウムが開催され、その後、国際植物命名規約(ICBN)の第59条(多型的生活環をもつ高等菌類に関する二重命名法)削除を含むアムステルダム宣言(AD)の採決が世界を駆け巡りました。日本菌学会や日本菌学会関東支部でもこの話題は、耳目を集めました。さらに、7月にメルボルンで国際植物学会があり、命名規約の委員会が開催されます。命名規約は分類学の根幹をなすものですが、決して分類学者のためだけのものではなく、生物学に関わる基礎から応用のすべての関係者に重大な影響を及ぼします。そこで、以下のワークショップを日本菌学会と共催で開催いたします。
コンセプトとしては、ICBN第59条をなくすとどういうことが起きうるか、再びCephalosporium属の消滅のようなことがおこるのか、いつまで、素人には分かりづらいanamorphとteleomorphの学名が共存するのか、菌類のメタゲノムの扱いはどうなのかなど、アムステルダムやメルボルンのホットな話題を含め紹介して戴きたいと思います。詳細未定の部分がありますが、ふるってご参加下さい。

主催:     玉川大学学術研究所菌学応用研究センター
共催:     日本菌学会
日時:     9月3日(土)午後1時より
場所:     玉川大学内 大学研究室棟B104(参加人数によっては会場変更あり)
参加費:  一般 3,000円(予定)、学生 無料(学生証提示)
       日本菌学会賛助会員 無料
懇親会:  一般 4,000円、学生 2,000円
申込先:  玉川大学学術研究所菌学応用研究センター 奥田 徹 torula@lab.tamagawa.ac.jp

プログラム(タイトル未定、順不同)
1.多型的生活環をもつ菌類の二重命名法とその統一     岡田 元 理化学研究所
2.植物学の立場から     永益英敏 京都大学
3.産業界への影響 田中一新 第一三共
4.国際細菌命名規約について       鈴木健一朗 製品評価技術基盤機構
5.ヨーロッパの菌学者、AD反対の立場 Marc Stadler, InterMed Discovery
6.その他、IUMSに参加される以下の方々と交渉中
       Jens Frisvad, Denmark Technische Universität, Denmark
       Joan Bennett, Rutgers University, USA